サンマ大型船が水揚げ開始、漁まだ低調で魚体は小型

2023年8月28日

 サンマ漁の主力となる100トン以上の大型棒受網漁船の水揚げが25日の根室・花咲を皮切りに始まった。公海での漁獲はまだ低調で水揚げボリュームにまとまりはなく、魚体は60~70グラム主体と小ぶりだった。

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 大型船は20日に解禁し、初日に46隻が出漁した。25日に水揚げしたのは1隻で、数量は1・9トンだった。

 この日花咲では20トン以上100トン未満船の初水揚げもあり、大型船分と合わせて47トンが販売された。浜値はキロ421~238円と、小型組成を背景に伸びを欠いた。昨年の花咲での大型船による初水揚げ(8月26日、8隻60トン、80グラム主体)時の浜値は400~281円で、これと同水準だった。

 バラのほか、発泡箱も644箱上場され、最大規格の140グラムは3024円、70グラムは972~173円だった。[....]