サケ機能性企業に協調融資

2022年9月12日

 日本政策金融公庫は8日、サケ由来の機能性素材を扱う(株)日本バリアフリー(東京・千代田区、江藤忠士代表取締役)に興産信用金庫と協調融資を実施したと発表した。同社はこの調達資金により、主力製品である「マリン乳酸菌®」や「マリンプラセンタ®」の機能性表示の取得や国内外への市場拡大を目指す。

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 日本公庫は8月に4000万円、興産信用金庫は5月に数千万円融資をそれぞれ、すでに実行した。日本公庫東京支店中小企業は、新企業育成貸付(新事業育成資金)および企業活力強化貸付(海外展開・事業再編資金)を適用。

 「マリン乳酸菌®」はサケの腸管から分離した乳酸菌で耐酸性、耐胆汁性、耐塩性のエビデンスをもち、昨年から国内外で販売を開始している。「マリンプラセンタ®」は20年以上前から販売しており、食品としてはアンチエイジングや更年期障害に関する試験のエビデンスをすでにもつ。機能性表示の取得に必要な試験の実施には数千万円はかかるとされるため、調達した資金で対応する。[....]