アプリ「ツナスコープ」、AIでマグロの品質を判定・輸出へ

2020年5月8日

三崎恵水産が展開するシンガポール1号店

 マグロの品質を人工知能(AI)が判定するアプリ「ツナスコープ(TUNA SCOPE)」で品質を見極めたマグロを輸出する「ツナ・スコープ・マグロ・バリュー・チェーン・グループ」がこのほど水産庁の水産物輸出拡大連携推進事業に採択された。同グループではマグロの輸出に実績のある神奈川・三浦市の三崎恵水産とアプリを開発した電通などが参加している。

 ツナスコープは、電通と電通国際情報サービス、双日が開発したマグロの尾の断面から品質を判定するAI技術を活用したアプリ。5000点を超える尾の断面画像と職人の品質判定データを基に1年ほど前に完成した。マグロの目利き職人に依存することなく良品マグロを判断できるうえ、客観的な指標にもなる。[....]