「富山湾しろえび倶楽部」設立、資源管理にも取り組み

2019年12月25日

 JF新湊漁協に所属するシロエビ漁師3人が来春、一般の消費者や流通業者などとシロエビを核につながり、持続可能な漁業や社会の実現を目指す「富山湾しろえび倶楽部」を設立する。国連の持続可能な開発目標(SDGs)を念頭に、積極的に資源管理に取り組むシロエビ漁業者の立場から、おいしさだけでなく資源管理への取り組みも価値としたシロエビの魅力を広く発信する。

 しろえび倶楽部は、シロエビ漁師の野口和宏さん、繩井恒さん、松本隆司さんの40歳代3人が発起人となり、来年3月に設立する。漁業者自らが発信者となり、漁協、仲卸・流通はもちろん、行政や企業のほか、一般の消費者も巻き込んだネットワークを構築することにより、食材としてだけでなく資源管理への取り組みを含めたシロエビの価値を理解してもらう活動を展開する。[....]