道産ホタテ23年度水揚げ、減産も4年連続40万トン台

2024年5月16日

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北海道のホタテ水揚げ推移(4月~翌3月)

 北海道漁連のまとめによると、2023年度(23年4月~24年3月)の道内のホタテ水揚げは前年比3%減の約40万6700トンとなった。2年連続で前年を下回ったが、20年度以降続く40万トン台の高水準は維持した。平均単価は前年の製品価格上昇の反動や、多核種除去設備等処理水(ALPS処理水)海洋放出の影響から、20%安のキロ211円と3年ぶりに前年を割り込んだ。

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 数量を地区別にみると、主力のオホーツク地区は南部の北見が5%増の20万4900トンと近年最多となった一方、北部の稚内が11%減の11万9500トンと減り、合計では2%減の32万4400トンと前年に届かなかった。

 噴火湾地区は室蘭が減少したものの、函館が増加し、合計は1%減の6万1000トンとほぼ前年並みだった。[....]