豊洲市場・水産物流通の心臓部①/中央魚類・伊藤晴彦社長

2020年9月10日

マグロ卸売場で社員と接する伊藤社長

 卸売市場のうち消費地市場に分類される東京・豊洲市場は、日本全国津々浦々、そして海を越えて世界中の産地とつながり、さまざまな輸送手段を講じて市場に魚を集めている。主にその集荷機能を担うのが水産卸だ。漁港に面した産地市場ではないので魚は外部から運んでくるのだが、特に鮮魚やマグロの扱いにかけては場外の大手企業もかなわない。総合卸の5社(ほか塩干専業卸が2社ある)のうち、第1回の水産卸編(鮮魚・マグロ)での登場は、伊藤晴彦中央魚類㈱社長(53)。

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 先人たちが築いてきた市場機能は素晴らしいものがある。卸であるわれわれが全国の産地から荷を集め、仲卸の皆さんが買出人に販売するという役割分担が長い歴史の中で形づくられたことで、今日まで存続してきた。[....]