漁業現場にマッスルスーツ 負担軽減、サポート力実感

2024年5月14日

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マッスルスーツを着用してコンテナを持ち上げる市場関係者

 東京理科大発ベンチャー企業の(株)イノフィス(東京・八王子市、乙川直隆社長)は今年2月、同社が開発したアシストスーツ3台をJFあきたに試験納品した。試験導入から約2か月半が経過し、漁業者や市場関係者からは「腰への負担が軽減された」「サポート力を実感する」と効果を実感する声が届いている。

 同社のアシストスーツはこれまで介護や農業、建設、物流分野で導入の実績があったが、漁業分野で本格的な導入を見据えた実証試験は初めてとなる。

 秋田県水産振興センターの担当者から「漁業関係者への導入を見据えた実証実験をしたい」と同社に問い合わせがあり、腰の負担を35%軽減する「マッスルスーツSoft―Power(ソフトパワー)」が1台、コルセットのように腰を守りつつ作業負担を和らげる「マッスルスーツSoft―Light(ソフトライト)」が2台、合計3台を納品した。[....]