「アトラン9月に初出荷」プロキシマー・ニールセンCEOが明言

2024年5月22日

クリックで画像を大きく表示します

講演を行うニールセンCEO㊧と中山圭介事業開発ディレクター

 日本最大級の閉鎖循環式陸上養殖(RAS)施設でアトランティックサーモンの生産を開始しているプロキシマー(株)のヨアキム・ニールセン最高経営責任者(CEO)は20日に都内で開かれたイベントで、「9月の初出荷に向け成育は順調」と、具体的な出荷スケジュールについて初めて言及した。すでに130万尾の発眼卵をイケスに投入し、第1ロットは平均サイズで2・5キロまで成長していることも明らかにしている。

       ◇       ◇       ◇

 この発言は、4月末から開催中の都市課題解決に向けた国際イベント「Sustainable High City Tech Tokyo=SusHi Tech Tokyo」の一環として、協賛企業である丸紅主催の「持続可能性の未来」をテーマとした講演中でのこと。

 丸紅と専属販売契約を結んでいる養殖会社のプロキシマーのニールセンCEOは講演で、アトランティックサーモンの成育状況や今後の計画などを紹介。2017年に日本法人としてプロキシマーを設立以来、富士山麓にふ化・幼魚場棟や育成場棟の建設を進め昨年に完工し、現在は稚魚から成魚を育成中で、「サステイナブルな取り組みに重点を置く」との方針も示している。[....]