水産物を中華圏に輸出促進、JFOODOがイベント

2017年12月6日

輸出に携わる関係者が一堂に

 日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)は1日、東京・港区のザ・リッツカールトン東京で関係者を集めたイベントを開き、農林水産物・食品の輸出促進への決意を表明した。水産物については、香港を起点とする中華圏市場に対し、魚の「縁起」に着目した文化的アプローチを行う戦略を示した。

 JFOODOは今年4月に設置された、農林水産物・食品の輸出促進をオールジャパンで行う組織。イベントの開会にあたり、小林栄三センター長は「JFOODOには、武士道、茶道のように『食の道』という意味を込めた。日の丸のマークは、47都道府県一丸となって取り組む熱い思いを表している」と意欲を示した。

 来賓を代表して齋藤健農林水産大臣は、香港で日本人経営のおにぎり店が人気を博していることを紹介し、「海外は日本食ブームで、チャンスは大きい。日本の農林水産業の新しい地平線を開いてほしい」と熱い期待を込めた。[....]