サンマ、過去2番目に少ない来遊

2021年8月2日

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トロール船による今年の調査結果

 水産庁は7月30日、農林水産省の講堂で、8?12月の道東から常磐海域におけるサンマの長期漁海況予報結果を発表した。今後の棒受網漁の対象となるサンマの来遊量は「(史上最低となった)前年は上回るものの、(低水準だった)一昨年は下回る」という過去2番目に少ない予測となった。

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 鮮魚流通の中心となる1歳魚の平均体重の予想は昨年より大きい120?140グラムで、特大、大サイズは少ない見通し。

 だが、漁期を通じた漁獲物中の1歳魚の割合は50%を下回ることが想定され、分布量の予測も調査開始以来最低(昨年は予測を行っていない)となった。[....]