<静岡の水産2020>静岡県立漁業高等学園、次代担う漁業後継者を要請

2020年8月13日

焼津市にある静岡県立漁業高等学園

 静岡県立漁業高等学園(羽田好孝園長、焼津市小川)が1970年4月に設立以来、今年で51年目を迎えた。現在、全国から入学した第51期生16人が学ぶ。次代の漁業を担う漁船幹部職員などになる漁業後継者を1年制で養成して県内漁業界に送り出している学園に、漁業関係者から大きな期待が寄せられている。

 同学園は次代の漁業後継者の中でも、遠洋漁業や沖合漁業など大型漁船の幹部船舶職員(船長、機関長を目指す航海士、機関士)の養成を行う国内唯一の高度漁業専門校であることを特徴にし、沿岸漁業まで幅広く漁船員や漁師の育成を図っている。大型漁船の運航に必要な海技士資格の取得促進に向け注力を図る。[....]