<水経塾>寄生虫に見る研究の底力

2023年10月24日

 私が研究所に入って最初に仕事らしきことをしたのは、小型キハダとメバチの外観からの見分け方に関する論文作成を手伝ったことであった。当時、大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)では、急速に発展したまき網漁業や竿釣り漁業で、混獲され外見が類似する体長30~40センチのキハダとメバチの簡便な識別法が、[....]