金子・新農林水産大臣が就任会見

2021年10月6日

就任会見する金子農林水産大臣

 金子原二郎農林水産大臣は5日午前、農林水産省内で就任記者会見を開き、「(環境変化もあり)農業に比べると漁業者は厳しい」と指摘したうえで、資源回復と持続的利用の必要性に言及。新型コロナウイルス対策やスマート農林水産業、カーボンニュートラルを含めた環境対策、生産者の所得向上、輸出促進などを進めることで「地域に寄り添い、現場を重視しながら農林水産業の潜在力を最大限に引き出す。先頭に立ち高い緊張感をもって全力で取り組む」と抱負を語った。

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 水産県である長崎県知事を歴任したこともあり、水産関係の質問にもよどみなく返答。気候変動により漁業生産にも大きな影響を及ぼしていることについては「農業に比べて沿岸漁業は厳しい」と率直に述べつつ、資源管理の必要性を強調。沿岸漁業の再生には資源回復が必要不可欠との立場を示した。[....]