道内スルメイカ水揚げ、近年最低6000トン割れ

2023年1月26日

北海道スルメイカ水揚げ状況

 【札幌】北海道漁連がまとめた昨年1?12月の道内のスルメイカ水揚げは生鮮、冷凍合わせて前年比15%減の5804トンと減少し、2000年以降で最も少なかった20年(6325トン)を下回って近年最低となった。水揚げの少なさに加え、輸入イカの原料相場が上昇した影響などから平均単価は38%高のキロ827円と近年最高値に跳ね上がった。水揚金額は18%増の48億円。

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 数量は生鮮が10%減の5412トン、中型イカ釣り船によって函館に水揚げされる冷凍(船凍品)が51%減の392トンと、特に冷凍の落ち込みが大きかった。

 生鮮を地区別にみると主力の函館が65%増の2563トンと5年ぶりに前年を上回ったほか、檜山や松前も前年比プラスと、道南は比較的順調だった。[....]