近鉄百貨店・魚くみ愛媛水産フェア開催

2022年12月20日

兜(かぶと)を見せる土居さん(奥中央)と解説の山下さん(その?)

 近鉄百貨店奈良店はこのほど、鮮魚売場・魚くみ((株)魚組、勝岡慶一社長)で「愛媛水産フェア」を開催し、県立宇和島水産高校の女子生徒「フィッシュガール」2人が養殖クロマグロの解体ショーを行った。

 今回は、極洋フィードワンマリン(株)の完全養殖クロマグロ「本鮪の極 つなぐ〈TUNAGU〉」(49・8キロ)を水産食品科・水産食品研究部の土居三貴さん(1年生)が解体。山下羅衣さん(1年生)は解説だけでなく、マグロの魅力、資源状況、完全養殖についても説明。県産水産物や魚食のメリットなども紹介し、解体ショーを盛り上げた。豪快な包丁捌きと丁寧な解説に、来店客から大きな拍手が送られ、解体後のマグロを多くの人が購入した。

 同校水産食品科長の鈴木康夫教諭は2人について、「場数を重ねて、技術が向上して緊張も和らいできた。人前で捌くという貴重な経験を通し、自分の中で気付きや発見を得ることで、成長してほしい」と話した。

 同店ではマグロのほか、ブランド県産養殖マダイ「愛鯛」、旬の「戸島一番ブリ」、12月に出荷が始まった「媛スマ」なども販売。愛媛県大阪事務所の職員も応援に駆け付け、来店客に県産水産物の魅力をアピールした。[....]