JFえひめ支所がブリ養殖で改善PJ、離島・戸島でASC認証目指す

2020年10月21日

高い評価を受ける戸島産の養殖ブリ

 県一漁協・JFえひめのうわうみ支所(佐々木護支所運営委員長)は20日、日本で初めてとなるブリ養殖業改善プロジェクト(AIP)を開始すると発表した。2024年5月までに段階的に養殖レベルを向上させることで、最終的には水産養殖管理協議会(ASC)の認証取得を目指す。

 舞台となるのは、宇和島市から西方へ20キロ離れた小さな離島の一つである戸島だ。島民の大半が関わるほど歴史的にブリ養殖が盛んだが、潮流の速さや水深の深さなど環境に優れ、身の締まった養殖ブリの品質は折り紙付き。生産されるブランドの「戸島一番ブリ」はJF全漁連のプライドフィッシュにも認定されている。[....]