漁青連、都内の小学校で出前授業

2020年11月16日

漁青連の活動を解説する中村会長

 若手漁業者でつくるJF全国漁青連の役員はこのほど、東京都練馬区立春日小学校で出前授業を行った。児童らは地域や対象魚種で多彩な漁法や、魚を獲る仕事以外にも活躍する現役漁業者の話に次から次へと関心が湧き上がったようで、質問が続出。「将来、漁業者になりたいと思った人は?」との逆質問に、勢いよくたくさんの手が挙がった。

       ◇       ◇       ◇

 講師を務めたのは中村清作会長(滋賀・刺網漁業)、川畑友和副会長(鹿児島・定置網漁業)、平山孝文顧問(長崎・定置網漁業)の3人。漁青連による同校の出前授業は今年が4回目で、新型コロナウイルス感染対策を取ったうえで実施。小学5年生の児童46人が受講した。

 平山顧問による漁業の基本講演に続き、中村会長は漁青連の活動を紹介した。気候変動に伴う自然災害や環境変化は全国共通の悩みであり、「よりよい活動になるよう、情報交換している」と、昨年度の漁青連ブラッシュアップ研修会を例に報告。全国組織の利点を生かして温暖化や災害[....]