漁港漁場政策で意見交換、全漁建と水産庁

2023年10月23日

業界の実態を話す岡会長(中央)

 全日本漁港建設協会の岡貞行会長らと水産庁漁港漁場整備部の田中郁也部長ら双方の幹部は17日、都内で「新しい漁港漁場政策に対する要望と意見交換会」を行った。定期的に意見交換の場をもつことで現場と中央での実態・意識の乖(かい)離をなくし、効率的で効果的な政策の実現と実行を図ることなどが狙い。今回も2024年問題や技術力不足など多くのテーマが取り上げられた。

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 まず話題提供として岡会長が協会で取りまとめたアンケート結果と考察を紹介。現場からは安定的な事業量確保、担い手・育成対策などの関心が高く、働き方改革に伴う建設業における休日確保は4分の3が対応している一方、残る4分の1はまだ対応が不十分と喫緊の課題であることが示された。[....]