漁業就業支援フェア、条件把握で面談者数増加 

2021年9月30日

先行販売した漁業者にも好評の「大漁タオル」

 全国漁業就業者確保育成センター(全国センター)は「漁業就業支援フェア2021」の開催に先立ち、ホームページで給与や労働条件など、会場に来ないと入手できなかった情報の公開を始めた。来場者がどこで働きたいか、事前にイメージをしてもらうことで、フェア当日の面接をスムーズに進める狙いだ。緊急事態宣言中の大阪会場で開催した25日は、例年より参加者数は少なかったものの現地、オンラインを問わず、開始直後からブースが人で埋まった。

 大阪会場の来場者数は87人。221人が参加した新型コロナウイルス禍以前の19年7月開催と比較すれば、圧倒的に少ない。だが、ブースには常に人の姿があった。資料コーナーで足を止める人は極めて少ない。オンライン出展者のブースも誰かが面接をしており、「200人以上が参加した年でも、こんなに多くの人と話をした年はなかった」と驚きを示す出展者もいた。[....]