2024年4月15日
東京大学大気海洋研究所の岡英太郎准教授を代表とするグループは、今年度から5か年をかけ、黒潮大蛇行をはじめとする海洋極端現象の予測などに挑む。大気や海洋のほか化学、海洋生態系、水産などの専門家も交え分野を横断した研究だ。岡准教授は、「『日本に住むわれわれの生存基盤をなしてきた温和な気候や豊かな水、水産資源は今後も持続するのだろうか』との問いに、回答することを目標としている」と、狙いを語った。
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研究は文部科学省の学術変革領域研究「ハビタブル日本 島嶼国日本の生存基盤をなす大気・海洋環境の持続可能性」として実施する。9つの研究班の共創と融合で、既存の学問分野の枠に収まらない飛躍的発展を先導していく。[....]