水産庁、海洋環境変化で検討会

2023年2月24日

海洋環境検討会や漁港漁場整備法改正などを議論した水産合同会議

水産庁は22日、自民党水産部会(滝波宏文部会長)・水産総合調査会(石破茂会長)合同会議で報告し、海洋環境の変化に対応した漁業のあり方を考える検討会を立ち上げることを明らかにした。イカ、サンマ、サケに限らず、全国各地域の不漁や対象魚種の交代を踏まえ、資源変動に対応した漁業経営・操業のあり方などを議論する。3月にも検討を開始し、夏前までに取りまとめる。

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 水産庁は2021年にイカ、サンマ、サケの主要魚種不漁を受け、「不漁問題に関する検討会」を立ち上げ、3魚種の要因分析とともに、今後の方向性として、「過去は繰り返さないかもしれない」と再び豊漁の時が来るという認識を示し、さまざまな環境変化に対応できるマルチ漁業の検討の必要性などを提示。昨年3月に策定された水産基本計画にも盛り込まれている。[....]