水産も物流標準化議論、豊洲市場中心に23年度から

2023年3月15日

 農林水産省は2023年度から、「物流2024年問題」の影響で生じる農産・水産品の輸送能力不足を回避するため進めていた生鮮食品などの流通標準化で、先行する青果と花きに続いて水産物に関する議論を始める。パレットの流通・管理に絞って、標準化に向けた糸口を探る。

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 議論は、物量の多い東京・豊洲市場を中心に進める。豊洲市場関係者と同市場に水産物を出荷する荷主の協力を得て論点整理を試みる。13日にオンラインで開かれた生鮮取引電子化推進協議会主催の第2回生鮮取引電子化オンラインセミナーの中で、武田裕紀農林水産省大臣官房新事業・食品産業部食品流通課長が明らかにした。[....]