水政審、基本方針策定を答申

2023年11月24日

橋本分科会長㊧から大臣への答申を田中部長に提出

 水産政策審議会の漁港漁場整備分科会が21日、農林水産省内で開かれ、「漁港施設等活用基本方針の策定について」を答申した。細かな調整を経て近く正式に策定される。改正漁港漁場整備法が来年4月から施行される準備の一環。同基本方針は農林水産大臣が策定するもので、創設する漁港施設等活用事業を実施する際の最低限のハードルを示している。

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 漁港施設等活用事業は、漁港の漁業利用を前提としつつ、空域などを活用して価値や魅力を発信し、水産業・漁村の活性化を図る制度。民間事業者の長期安定的な事業なども保証する仕組みだが、「水産物の消費増進」や「交流促進」に向けた事業を計画的に実施することなどが条件となる。[....]