毎月3~7日は「さかなの日」 

2022年11月28日

彩り豊かなサイドディッシュを揃えている

 水産物の消費拡大を目指し、水産庁は毎月3?7日を「さかなの日」と制定した。野村哲郎農林水産大臣が10月28日に宣言し、本格始動。農林水産省としてはこれまで実施したことのない「〇〇の日」として水産物消費の底上げを目指す。新たに立ち上げた「さかなの日」のホームページには、賛同するメンバー628社・団体のリンクが貼られ、それぞれの活動詳細を確認することができる。大手水産会社や卸、外食など業態は幅広く、さまざまな活動を紹介している。

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 調味料メーカーとして知られるキッコーマンも「さかなの日」の取り組みに賛同する企業の一つ。農林水産省の調査で「魚を食べたいと思いながら摂取できていない人が多い実態」を社会課題ととらえ、手軽に水産物を食べられる外食店として「FISH A WEEK 週一魚」を11月1日、東京・四谷に1号店をオープンした。

 同社が参考にした農林水産省の調査では「栄養バランスの取れた食生活を実践したい」と考えている人は多いが、20?40代の働く若い世代で「実行できていない」との結果が出ており、普段摂取できていない食材と栄養素として「魚」「食物繊維」「野菜」に着目した。

 そこで、日本人において消費が減少傾向にある魚を使用したメイン料理と、食物繊維が豊富なもち麦ご飯、ビタミン類を含む野菜をセットにし「健康的でおいしい食を届けて、結果として健康になってもらうこと」を目指している。

 メニューはDHAやEPAを豊富に含む魚を、相性のよい病みつきになるスパイシーなソースと一緒に提供する。[....]