業界一丸で流通活発化へ、4年ぶり道荷主協懇談会

2023年3月16日

4年ぶりに開催された「全国水産物大手荷受・荷主取引懇談会」

 北海道水産物荷主協会(会長・根田俊昭(株)マルキチ社長)は14日、札幌市のホテルで「第59回全国水産物大手荷受・荷主取引懇談会」を開催した。道内の荷主や全国の荷受、商社の関係者ら約190人が出席し、全国水産卸協会の網野裕美会長による「水産卸売市場をめぐる情勢」と題した講演を聞いた。

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 同懇談会は新型コロナウイルス禍で2020年以降3年連続で中止を余儀なくされ、4年ぶりの開催となった。懇談会後の懇親会で根田会長は、出席者同士が会場で声を掛け合う姿が印象的だったことを挙げ、「やはり魚屋はこれでなければ駄目だと確信した。商売は顔と顔を合わせてなんぼの世界」と、開催の意義を強調。「今後もわれわれの業界は変わりながらも、まだまだ元気にやっていける」と述べ、改めて産地、消費地間の連携を呼び掛けた。[....]