東農大 おいしいホヤを全国へ

2021年8月11日

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ホヤを学ぶ参加者

 ホヤをテーマにした東京農業大学のオープンカレッジが7月31日、東京・世田谷の世田谷代田キャンパスで開かれ、参加者らはホヤの現物を前に生態や置かれている環境、栄養学などを学ぶとともに、実際に加工食品を作って試食した。

 講師を務めたのは、ITの世界から水産業に参入したデジタルブックプリント?の福田久美子部長と6次産業化プランナーの大石新市氏。デジタルブックプリントが、岩手・大槌の清浄な井戸海水で新鮮なまま凍らせた「恵海ほや」を提供した。

 冒頭、大石氏は東日本大震災以降、ホヤをめぐる状況は大きく変化したことに触れつつ「ホヤは足(鮮度落ち)が早く、全国に流通させるために加工品の普及は不可欠」と説明。福田部長は「おいしいホヤを全国に普及させたいと考え、さまざまなことに取り組んでいる」と自社事業の一端を紹介した。[....]