奥能登底びき初水揚げ、金沢市内で販売

2024年3月26日

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蛸島漁港で24日行われた底びき網船の初水揚げの様子(JFいしかわ提供)

 石川・奥能登にあるJFいしかわのすず支所、小木支所、能都支所に所属する底びき網漁船が24日、能登半島地震後初めて出漁し、それぞれの拠点で初水揚げを行った。同日中に金沢市内のかなざわ総合市場などに陸送されてセリにかけられた。特にすず支所は燃料や氷不足を考慮して一隻100箱制限での運用となったが、比較的早期に再開した定置網に続き復興へのさらなる一歩を踏み出す形となった。

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 すず支所の蛸島漁港では、被災を免れた底びき船14隻のうち9隻が、辛うじて利用できる岸壁の2隻分のスペースを使い初水揚げ。毛ガニ、ハタハタ、アカガレイなどを箱詰めし、5隻分が金沢市中央卸売市場へ、4隻分がかなざわ総合市場へそれぞれ送られた。[....]