太平洋アカイカ好調、スルメ代替に期待

2020年7月14日

 太平洋西経漁場で操業している中型イカ釣り船のアカイカの好調が伝えられている。昨年の1航海目となる3900トンの水揚げを上回るのが確実な情勢という。今月中旬以降に順次、主要地である八戸への水揚げが本格化する見込みだ。イカ類の漁獲は世界的に低迷しており、漁獲が激減しているスルメイカの代替としても期待されている。

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 太平洋アカイカは2018年に4040トンと好調な水揚げを記録し、翌19年にはスルメの不調もあって2航海目に出漁する漁船も現れた。このため水揚げも7138トン(1航海目約3900トン、2航海目約3200トン)と急増。一方で2航海目にはやや値を下げ、受け皿(需要)という側面で課題も残した。[....]