大起水産㈱佐伯会長インタビュー/「海の京都」を発信

2022年9月15日

京都で水揚げされた「京まぐろ」

 新型コロナウイルス感染症の影響はさまざまな面に及び、総じて外食は厳しい環境が続く。こうした中、大起水産(株)(堺市、佐伯慎哉社長)は寿司の持ち帰り型店舗を多数出店。一方で食堂や寿司店などは改装を進め、ポストコロナの新時代を視野に入れる。佐伯保信会長に現在の販売状況、今後の取り組み、年末に向けた販売と将来に向けた販売について話を聞いた。

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 ??販売状況は。

 佐伯会長 当社は8月決算で詳細はまとまっていないが、新型コロナ感染拡大防止などで時短営業などを余儀なくされた前期との売り上げを比べれば飲食は2割強の増加。一方で物販については巣ごもりなどで好調だった流れから反転して1割減となった。売り上げ全体では7%程度の増加で終えた。

 ??年末に向けてイベント販売などは。

 佐伯会長 昨年はおせち料理1000セットを完売した。今年も1500セットほどの数量を見込んでいる。また、毎年11月23日に大阪城公園の太陽の広場で行っていたイベント販売も3年ぶりに開催する。当社の堺本店・まぐろパークで行っていた「天下の台所大阪まつり」も再開を予定している。このほか先日は大起水産回転寿司箕面店のリニューアルを終えた。11月8日に堺市美原区にグランドオープンする「ららぽーと堺」へ出店する。[....]