2022年3月2日
水産庁は2月25日、2021年の外国漁船に対する取り締まり実績を発表した。年間の立ち入り検査は2件(前年1件)、拿捕0件(1件)、日本の排他的経済水域(EEZ)内で発見された違法設置漁具(かご漁具、刺網)の押収18件(22件)、北太平洋公海における乗船検査は3件(0件)となった。
立ち入り検査件数は86件あった16年以降、減少しており21年は2件だった。日本と韓国の間では16年以降、日本と中国の間では17年以降、漁業交渉が合意に至っておらず、日本のEEZ内で2国間協定に基づく操業を許可していないためだ。21年はロシア漁船に対してのみ、操業が許可されている。[....]