坂本新大臣が就任会見、確かな食料供給基盤を

2023年12月18日

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就任会見を行った坂本新大臣

 坂本哲志新農林水産大臣は14日、同日辞任した宮下一郎前大臣のあとを受け、省内で就任記者会見を開き、「食料の生産、加工、流通、消費に至るまで供給基盤を確かなものにしていく」と強調。水産関係では多核種除去設備等処理水(ALPS処理水)の海洋放出などに対し、「関連省庁とも連携し、国産水産物の消費拡大など支援策に努めていく」と言及した。

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 第一声で、農林水産省が果たすべき最大の使命は「国民に食料を安定的に供給すること」と明言。一方でロシアのウクライナ侵攻などによる生産資材価格の高騰、気候変動による生産の不安定化、世界的な人口増による食料争奪など「いつでも安価に輸入できるわけでないことが明確になった」とし、国内での食料供給基盤を確固たるものにしていく考えを示した。[....]