取締船で海から輸送、全漁連支援物資を珠洲へ

2024年1月15日

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おおくに㊧から地元漁船へ支援物資が引き渡された(水産庁公表)

 水産庁は11日、能登半島地震の被災地支援のため、同庁の漁業取締船・おおくにを活用して物資輸送を行った。水や缶詰などが地元漁船を通じて、能登半島東側の蛸島漁港へ荷揚げされ、珠洲市役所に引き渡された。

 おおくにはJF全漁連が提供したカイロ5190個(30個×81箱、60個×46箱)、飲料水774本(2リットル×6本×129箱)、清涼飲料水59箱、缶詰267個を運び、蛸島漁港外まで接近した。発災から10日以上過ぎたが、幹線道路にダメージが大きく、陸送による支援がままならない地域が依然として多く残るためだ。

 現場では天候などに細心の注意を払い安全を確保したうえで、地元蛸島の底びき網漁船・第8丸一丸の協力を介して、支援物資を引き渡した。[....]