人材育成に輝く、焼津水産高校 

2022年11月21日

創立100周年記念式典が12日、焼津文化会館で約900人が出席して盛大に開かれた

 静岡県立焼津水産高等学校(沼里智彦校長、在籍生徒数520人)が、大正11(1922)年の学校創立以来、100周年を迎え、12日に記念式典を開催した。「質実剛健」の校訓のもと、次代を担う有為な人材の育成を掲げて教育を行い、これまでに多くの卒業生を輩出。有為な人材は全国有数の水産都市を形成する地元焼津市をはじめ、静岡県内や日本全国で水産・海洋関連業界を中心に活躍。焼津水産高校は全国屈指の規模と教育内容を誇り、全国46校(35都道府県)の水産・海洋系高校のリーダー校となっている。100周年記念事業で、「地域と共に次なる100年へGOahead(前進)!」を掲げ、さらなる飛躍を期す取り組みを展開する同校の動向を特集にまとめた。

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 焼津水産高校は開校以来、今年で100周年を迎え、今年3月までに1万5000人以上(本科)の卒業生が送り出され、焼津地域をはじめ県内を中心に全国で水産・海洋関連産業や地域の発展に大きな貢献をしている。同校は地域・企業と連携・協力した活力あふれる学習活動を展開し、全国にある水産・海洋系高校、46校のリーダー校となっている。

 焼津水高は大正11(1922)年3月10日に、文部大臣から静岡県志太郡焼津町立焼津水産学校として設立認可を受け、漁撈科、製造科の2科でスタートした。4月に焼津町役場で第1回入学式を行い、焼津町東尋常小学校で授業を開始した。同年9月から完成した新校舎で授業を行う。この校舎は静岡県の官公庁舎で最初の鉄筋コンクリート建築といわれる。同年11月11日午前11時、新校舎の落成を記念して開校式となる創立記念式典が行われた。[....]