乾ノリ、平均単価昨対54%高

2023年2月22日

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乾ノリ共販年度別推移

 乾ノリ価格が上昇している。主力産地の九州・有明の生産が大幅に減る中、何とか数量を確保したい商社の思惑で1月下旬~2月上旬に開催された佐賀、熊本両県の入札会では、一枚当たりの平均単価が30円を超えた。最大産地の生産量の少なさはほかの産地の相場も押し上げ、全国平均の単価は20・43円で前年同期平均の13・27円から54%高に達している。

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 全国漁連のり事業推進協議会が2月15日現在でまとめた、乾ノリ共販漁連別実績によると、全体の枚数は24億6249万枚で前年同期比63%。単価は154%の20・43円だった。

 有明地区だけでなく宮城や千葉、兵庫など各地の共販漁連で単価は前年同期を大幅に上回っている。[....]