バナメイ養殖の中規模養殖施設が完成 

2024年2月19日

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松延社長(㊨から2人目)、篠木村長(その㊧)らが並び、テープカットを行った(HANERU葛尾提供)

 福島・葛尾村でバナメイエビの陸上養殖事業を2022年春から行う(株)HANERU(ハネル)葛尾(松延紀至社長)は14日、3つ目の養殖施設となる中規模循環式陸上養殖設備の増設を終え、竣工式を同養殖場で行った。すでに稚エビの育成を始めており、3月中旬には約13センチのバナメイ6万尾を同村のイベントなどに出荷する予定だ。

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 今回の陸上養殖施設の竣工式には篠木弘葛尾村長や吉田義則村議会議長、出資企業であるフソウホールディングス(株)や山菱水産(株)の役員ら約40人が出席し、バナメイ養殖場の増設を祝った。

 松延社長はあいさつで「飼育試験を開始した当初は2回にわたり稚エビが全滅したこともあったが、株主や村民の方々から心強い応援と支援をいただいた」と、感謝の気持ちを述べた。そのうえで「今後は葛尾村の名産品として、日本全国の方々が訪れるような施設にしたい」とし、「現在は試験養殖の段階だが、事業化に向けて社員一同がんばりたい」と意気込んだ。[....]