スルメイカ水揚げ史上最低

2022年2月4日

 JF全漁連の集計によると、2021年の全国のスルメイカ水揚げは生鮮、冷凍合わせて前年比34%減の2万4587トンと3万トンを切り、全漁連の1984年の統計以降で最低となった。これまでの最低は19年の3万2881トンだった。平均単価は8%高のキロ642円と19年(673円)に次ぐ高水準となった。

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 生鮮が45%減の1万7454トン、冷凍が28%増の7133トンで、生鮮が半分近くに落ち込んだのが全体のボリューム低下につながった。生鮮は北海道、九州は前年を上回ったものの、三陸が久慈・宮古・山田、石巻・女川などの低迷により68%減と激減。本州日本海地区も石川、新潟、山形などが伸び悩み、54%減と振るわなかった。[....]