スペイン・ビルバオのシェフら、海藻利活用で秋に北海道視察

2022年5月16日

鹿部町のコンブ漁師・飯田さんとともに

 スペイン・バスク地方ビルバオ市の沿岸に生息する海藻の食用利活用プロジェクトに取り組む「ビルバオスローフード協会」のマリアーノ・ゴメス名誉会長ら一行はこのほど、今年10月に計画している北海道視察の下見のため、コンブ産地の函館市と鹿部町を訪問し、生産者や研究者らと交流した。

 ビルバオ市の沿岸にも海藻が豊富に繁茂しているが、ほとんど利用されていないのが実態。ゴメス氏は、海藻の食利活用に関する知見を得るため、今年10月に地元の一流シェフを引き連れ、コンブ産地・北海道を視察する「ビルバオ北海道プロジェクト」の代表を務めている。今回の視察はその下見として行われ、4月27?28日にゴメス氏ら3人が来道した。[....]