「陸っぱり釣り」取込みを、アプリ管理の静岡・田子港の事例紹介

2024年4月12日

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海業の釣り客導入で「内水面は先行事例」とも語った川邊会長

 自民党水産総合調査会(石破茂会長)は10日、東京・永田町の党本部で「第7回海業振興勉強会」(座長・小泉進次郎衆院議員)を開き、IT業界の経営者と漁師および猟師の〝三足のわらじ〟を履きつつ海業推進にも関わるLINEヤフー(株)の川邊健太郎会長の話に学んだ。川邊会長は静岡・田子漁港の例などを引き、「陸(おか)っぱり釣り(岸釣り)」愛好者の取り込みによる漁港の活性化策を熱心に説いた。

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 川邊会長は「使いやすい漁港の在り方から考える海業振興策」をテーマに講演した。千葉・館山市の船形漁港に移住して11年。IT業界で働きながら、3年前に念願の漁業権を取得した川邊会長は、素潜り漁を基本としながら夏はイセエビ漁も行い、ハンターとして害獣駆除活動に協力する生活を過ごしている。[....]