捕鯨母船24年3月竣工/共同船舶

2021年5月12日

今後の計画を説明する所社長

共同船舶?(所英樹社長)は10日、都内で記者会見を開き、老朽化が進む捕鯨母船・日新丸の代替船について、自己資金により建造することを公表した。当初は100億円以上の建造費が見込まれていたが、「60億円程度に抑えることができる」(所社長)として判断した。併せてアイスランドからの輸入再開を視野に、6月から鯨肉卸単価を20%値上げするとともに、需要拡大に向けPR活動を強化することも発表した。

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2024年3月の竣工を目指す新母船は、捕獲枠の発給が見込まれる70トン級のナガスクジラも引き上げられるほか、電気推進で南極海にまで航行できることが大きな特徴。コンパクトな設計で建造・運用コストを引き下げ、効率的な探索に必要な大型ドローン搭載や鯨肉品質の確保に向け解体から製品作りまで船内で行えるようにする。[....]