サンマ漁獲枠に新ルール/今年は1割減、22.5万トン

2024年4月22日

クリックで画像を大きく表示します

会見する水産庁の福田工審議官(左)と太田慎吾NPFC議長

北太平洋漁業委員会(NPFC)の第8回年次会合が15~18日の4日間、大阪府立国際会議場で開催された。サンマの資源管理については資源水準に応じた総漁獲可能量(TAC)を算出する漁獲管理規則を、今年から初導入することに合意。ただし直近の資源水準から算出したTACは、前年との変動幅を10%までとすることとしており、2024年は前年から1割減の22・5万トンとした。

       ◇       ◇       ◇

 会議は日本、台湾、中国、ロシアなど加盟する9か国・地域が参加。終了後に会見が行われた。

 サンマのTACは昨年の年次会合で、23~24年の2年間を条約水域(公海)内が15万トン、日本とロシアの排他的経済水域(EEZ)内は10万トン以内に抑え、22年までから25%減の計25万トンへ削減すると合意していた。[....]