クロマグロ漁獲規制訴訟、控訴審も棄却 

2021年12月16日

控訴審後、会見に臨んだ髙松幸彦さん(右端)と亮輔さん(中央)

 太平洋クロマグロの資源管理をめぐり、国と北海道の不適切な管理手法により操業機会を奪われたのは不当だとして、北海道留萌管内の漁業者が国と道に対し、計約1900万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が14日、札幌高裁であった。大竹優子裁判長は、資源管理は国に委ねられた裁量の中で行われ、不合理ではなかったなどとした一審判決(札幌地裁)を支持し、漁業者側の控訴を全面的に棄却した。

 控訴した漁業者、髙松幸彦さんらは同日、札幌市内で記者会見を開き、上告する意向を示した。髙松さんは他地区での漁獲超過により、自身の操業機会が奪われたことの矛盾を指摘し、「(判決は)連帯責任は我慢しろ、みたいな言い方。あり得ない。最高裁で新たな判断を示してもらいたい」と述べた。息子の髙松亮輔さんも「非常に残念」と判決に対し不満を示すとともに「われわれは(漁獲超過の)違反も違法もしていないのに、今、禁漁(漁獲枠の実質ゼロ配分)されていることはおかしい」と訴えた。[....]