沼津に新施設、VRの深海探索アトラクション 

2022年12月15日

「VR深海アドベンチャー ディープクルーズ」のイメージ画像

 佐政水産(株)(静岡・沼津市、佐藤慎一郎社長)が沼津港で展開する賑わい施設「港八十三番地」で来年1月15日から、体験型の仮想現実(VR)アトラクション「VR深海アドベンチャー ディープクルーズ」を開業する。VR空間に再現した駿河湾の深海を潜水艇に乗って探検する。「港八十三番地」の中核施設「沼津港深海水族館」に絡めた新たな?遊び?のスポットが追加される。

 米ディズニーからも出資を受けるティフォン(株)(東京・品川区、深澤研最高経営責任者〈CEO〉)が制作した。専用シートに着席してVRゴーグルを装着して楽しむスタイル。プレーヤーは海洋調査員となって最新の潜水艇に搭乗し、人工知能(AI)ドローンのアシスタントによる案内で新たに発見された海底遺跡と、その生態系の調査を行うミッションをVR内で行う。

 最大18人までが一度に楽しめる。プレー時間は約11分で4D要素も搭載した最先端のVRアトラクションとなっている。「港八十三番地」内の?遊び?スポットは、深海シューティングアトラクション「ディープシーワールド」を2019年7月から運営しているが、「沼津港深海水族館」と合わせた3施設の相乗効果で、さらに観光スポットとしての魅力を磨く。

 12月中旬現在、関係者向けに内覧会を開催している。約1か月間、運用の習熟を済ませたあとにグランドオープンする。[....]