日水物流、南港センター来年1月開業

2023年10月5日

入居予定の商船三井大阪南港物流センター

 ニッスイグループの物流事業を担う日水物流(株)(東京・港区、新藤哲也社長)は阪神港湾地区の保管機能拡大を図るため、来年1月に「南港物流センター」を開業する。商船三井大阪南港物流センターの冷蔵倉庫棟を賃借する形で、11のトラックバース、1万5985設備トン(C級1373設備トン、F級1万4612設備トン)の能力を有する。

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 近年は阪神港付近での貨物が増加し、大阪南港地区では冷蔵倉庫の庫腹を圧迫。足元ではプロ野球の阪神とオリックスの関西両球団優勝という特需に沸くほか、2025年には大阪・関西万博などを控え、今後見込まれる貨物のさらなる増加に対応する。

 新センターは輸入貨物を中心とする保管型冷蔵倉庫として運営し、車で15分の場所に位置する日水物流大阪舞洲センターをはじめ、同社関西エリアの拠点と連携。国内低温物流の強化を図るとともに、30年までに保管能力の規模拡大、サード・パーティー・ロジスティクス(3PL)機能強化による持続可能な事業構造、事業基盤の安定化を目指す。[....]