新千歳空港の人気店が東京進出 

2023年8月8日

80インチモニターでは独自制作した北海道の映像が楽しめる

 北海道・札幌市場で水産仲卸業を営む札幌シーフーズ(株)(北村勝満社長)は4日、JR東京駅八重洲北口に直結する商業施設「グランスタ八重北」の「黒塀(くろべい)横丁」に「札幌魚河岸 五十七番寿し 東京駅店」を開業した。北海道・新千歳空港で行列のできる立ち食い寿司店「札幌魚河岸 五十七番寿し」ブランド2号店。現地で味わうのと変わらぬ鮮度感で、北海道特有の魚種を中心とした寿司や一品料理を提供する。

 1号店は立ち食いだけの12席だったが、新店は寿司を楽しむカウンター席12席と、酒や一品料理をゆったり堪能できるテーブル席14席の計26席を用意した。1号店でも人気の名物「炙りきんき」をはじめ、ウニやイクラ、ホッケなどの道産水産物の魅力が味わえる寿司に加えて、超特大の「きんきの煮付け」、ベニズワイガニ45%配合の「カニクリームコロッケ」など、自社工場で製造した各種の一品料理を品揃えする。

 道産水産物は、水産仲卸の機能を生かして札幌市場で早朝のセリで仕入れた魚介類を、空輸を挟んだ東京・豊洲市場とをつなぐ市場便で都内に最速で運び込み、道内で楽しむのと同等の鮮度感で楽しめるようにする。

 開店前の2日に開かれたメディア向け試食会で「札幌魚河岸 五十七番寿し」ブランド統括を担う北村宏樹常務執行役員は、「(1号店の)新千歳空港店にはない2号店の限定メニューを30品目用意した」と紹介。北海道で酒の席のあとにパフェを食べる習慣になぞらえて、「締めパフェも3種類を用意している。スイーツも自社製造商品で、うち1種類は季節限定。季節ごとの違いをぜひ楽しんで」とアピールした。[....]