小田原市水産市場、買参権取得期間を短縮 

2023年1月16日

 神奈川・小田原市は今月1日から、公設水産地方卸売市場(小田原市水産市場)の買参権の取得に必要な「習熟期間」を、補助者期間を含めこれまでの2年から1年に短縮するなどの規制緩和措置を導入した。新たな買受人を確保し、購買力を高めることで市場の活性化につなげるのが狙いだ。

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 買参権の取得は、買受人の責任のもと条件付きで売買ができる補助者としての承認に1年(小田原市水産市場以外の経験含む)、買受人にはさらに1年の計2年間の経験が必要だったが、新規参入者に対するハードルの高さが課題だった。

 そこで補助者の承認を6か月、買受人を6か月の合計1年に期間を短縮した。また年間買い上げ額1000万円以上を直近6か月で500万円以上に変更。さらに買参権取得には「所属組合長および買受人組合の承認が必要」というローカルルールを、要綱に明文化した。[....]