富山湾マイワシ、5年ぶり豊漁

2023年2月27日

都内のスーパーの北陸フェアで一尾60円で販売されていた富山産マイワシ

 富山湾の定置網漁におけるマイワシの水揚げが2018年以来、5年ぶりの豊漁となっている。富山県農林水産公社水産部が公表する「県内漁獲水揚速報」によると、富山県内の1~22日の水揚げは2918トン(前年2月比45%増)と3000トンに迫った。2月だけで4500トン近くとなった18年のペースには及ばないものの、鮮魚に向く好魚体が混じる水揚げが続いている。

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 今年は昨年に漁が本格化した2月12日に比べると1週間程度早い、2月6日から盛漁期入りした。富山湾奥のJF氷見漁協から、富山湾中央部のJF新湊漁協、JFとやま市漁協までの定置網にかけて大量に入網が続いている。県内全域で、一日で200トン超がまとまる日もある。魚体サイズは前年よりも大きめで、大羽サイズ(一尾100グラム前後)の混じりも多くなっている。[....]