大型海まき船・第78光洋丸、焼津港から初出港

2024年2月7日

クリックで画像を大きく表示します

関係者多数の見送りを受けて出港する第78光洋丸

 水産庁の漁業構造改革総合対策事業・もうかる漁業創設支援事業の改革型漁船として完成した共和水産(株)(鳥取・境港市、橋津寛社長)の大型海外まき網漁船、第78光洋丸(760トン、今野信漁労長、乗組員25人)が、中西部太平洋漁場における実証事業の初航海に向けて3日、焼津港外港から出港した。同社はニッスイのグループ会社。

 初出港を前に、船上で橋津社長が乗組員を激励し、長尾一彦海外まき網漁業協会専務が期待の言葉を掛けた。前橋知之会長ら共和水産幹部が見守った。岸壁には(株)三保造船所の鈴木健悟社長はじめ、新船建造に携わった各機器メーカーや取引先など関係者多数が集まり、新船の初出港を祝い、見送った。

 海外まき網漁業、近海まき網漁業などを展開する共和水産グループは海外まき網船を2隻保有。子会社の東海漁業(株)に所属する第88光洋丸(760トン)はすでに大型化しており、今回の第78光洋丸と合わせて全2隻が大型化した。海まき船を複数もつ会社の全船が大型化したのは初めて。[....]