全水加工連、人件費や機器導入を支援

2023年11月1日

 全水加工連(髙木安四郎会長)は10月27日、国内加工体制の強化対策事業の募集を開始した。ホタテやナマコなどをはじめとした多核種除去設備等処理水(ALPS処理水)の海洋放出で輸出規制を受けている水産物において、加工作業の国内回帰や新たな販路拡大を目指す水産加工業者を支援する。作業員の雇用にあたって一人当たり月5万円を上限に交付するほか、自動殻むき機や自動選別機といった機器の導入費用も3分2以内で補助する。

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 政府が「水産業を守る」として掲げた総額1007億円(300億円基金、500億円基金、予備費207億円)の政策パッケージのうち、4つ目に掲げた国内加工体制の強化対策の一環で、予備費の一部を活用して実施される。[....]