シニア層意識し品揃え、コープ調布染地店増床移転

2024年3月26日

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見える安心とおいしさを伝える水産の対面コーナー

 コープみらい(本部・さいたま市、熊﨑伸理事長)は19日、東京・調布市の多摩川住宅内の既存店舗の隣接地に、直営売場が1・5倍になる形で「コープ調布染地店」を増床移転オープンした。60歳以上のシニア層主体の周辺客層を意識し、対面による丸魚販売と調理加工の対応を行うほか、しっかりとしたカルシウム摂取を意識した小魚を集めたコーナーを特設している。

 「コープ調布染地店」は「クイーンズ伊勢丹」退店後の2016年、〝買い物難民〟の発生を防ぎたい自治体や団地住民らの求めに応じて急きょ、居抜きで出店。周辺の再開発を見据えた、将来的な増床移転を視野に入れながら営業してきた。

 再開発が進めばファミリー層の流入増が見込まれるものの、増床移転後1~2年は60~80歳をメイン客層とした店づくりに励む。水産では、新店で好評な「魚屋の惣菜」「魚屋の鮨」などの鮮魚の素材を使った店内加工品を品揃えする一方で、魚調理需要に応えられる店構えにする。対面コーナーの作業室と店内の仕切りを天井まで続く幅広いガラス窓にし、見える安心とおいしさを提供することとしている。[....]