オホーツク海毛ガニ終漁、減枠で最低の452トン

2020年8月7日

オホーツク海毛ガニかご漁は、7月31日までに南部・オホーツク管内の全地区が終了し、シーズンの幕を閉じた。4月に先行して終漁した北部・宗谷管内と合計した全体水揚げ(北海道の集計を合算)は前年比30%減の452トンと、許容漁獲量が大幅減枠になったことを受け、許容漁獲量制が導入された1974年以降で最低実績となった。

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 全体の平均単価は3%安のキロ5283円と、供給減少を背景に、新型コロナウイルス禍の中でも高水準だった昨年並みを維持したが、水揚金額は32%減の23億8600万円にとどまった。

 オホーツク管内は7月4日にJF沙留漁協が管内第1号の終漁を迎えたのに続き、斜里第一、ウトロ、網走、雄武、紋別、常呂の各JF漁協も順次切り上げ。[....]